ページのトップへ
ページのトップへ
  1. トップページ
  2. コラム一覧
  3. 介護
  4. ボッチャとは?高齢者でも楽しめるパラスポーツの魅力を解説
介護

ボッチャとは?高齢者でも楽しめるパラスポーツの魅力を解説

“ボッチャ”という競技を知っていますか?

記憶に新しい「東京2020パラリンピック競技大会」で初めてボッチャを知った人も多いのではないでしょうか。

ボッチャは障がい者のプロ選手だけでなく、障がいのある一般の人や高齢者など、老若男女問わず、誰でも楽しめるスポーツです。

今回は、このボッチャの魅力をルールや取り組み方を交えながらお伝えしましょう。


この記事はグランメゾン迎賓館が執筆しています。

ボッチャとは?

ボッチャとは、ヨーロッパ発祥のスポーツです。

もともと、重度脳性麻痺のある人や同程度の四肢重度機能障がいを持つ人のために考案されました。

赤・青・白のボールを用いて行うスポーツで、白のジャックボール(目標球)と赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げ、投球した自球との距離の近さを競います。

赤・青のボールは投げる・転がす・蹴るなどさまざまな方法をとることができ、投げる時も、上から・下から、どちらでも構いません。

障がいなどで自分でボールを投げることが難しい場合は、道具を使ったり、競技アシスタントに投球をサポートしてもらったりして参加することも可能。

ただし、競技アシスタントは、コートに背を向けて選手の指示に従うのみで、選手へのアドバイスやコートの方を振り返ることは禁止されています。

ボッチャは、誰でも楽しめるのが魅力のパラスポーツとなっています。

パラリンピックの正式種目

ボッチャは比較的新しいスポーツで、世界初の国際大会は1984年のストーク・マンデヴィル・パラリンピック大会(開催地:ニューヨーク)です。

その4年後、1988年のパラリンピック競技大会で初めて正式種目として採用されました。

ボッチャの日本代表は、2008年の北京大会が初参加となっています。

日本国内で本格的に競技会が開催されたのは、1996年。

千葉ボッチャ選手権大会が、初めて国際ルールに則り開催された競技会です。

この頃からボッチャは重度障がい者のスポーツとして広まり始め、1997年には日本ボッチャ協会が設立されました。

日本ボッチャ協会では、パラリンピックを目指す選手育成のために指導者・選手を対象とした講習会、強化合宿などを実施しています。

また、日本ボッチャ競技大会やジャパンカップ(選抜大会)も同協会が主催していますが、近年では各地域での大会も盛り上がりを見せています。

初めてでも簡単!ボッチャのルール

初めてでも簡単!ボッチャのルール

ボッチャはボールを用いるスポーツです。

「普段スポーツをしないから球技なんて…」「ルールが難しいのでは?」と思う人も心配ありません。

基本ルールを確認すれば、誰でもすぐに始められるスポーツです。

ここでは、ボッチャのルールを紹介していきましょう。

実際の試合の流れ

ボッチャは、赤・青・白のボールを用いて行う競技です。

赤と青のボールはそれぞれ6個のボールは1個となっており、これら13個のボールを使います。

ボッチャは、簡単に言うと“ボールを的に投げ合うスポーツ”

ここで的となるのが、白のボールでジャックボール(目標球)です。

このジャックボールに対し、赤・青それぞれのボールを投げ、ジャックボールに1番近いカラーボールを投球した側(チーム)が勝ち

ボッチャの試合形式はシングル戦・ペア戦・団体戦(3対3)の3つです。

いずれもじゃんけんやコイントスなどで先攻・後攻を決め、先攻側がジャックボールを投げて試合がスタートします。

先攻側はジャックボールを投げた後に続けてカラーボール(赤または青)を投球し、その後に後攻も1球目の投球を行います。

以降は、ジャックボールに遠いカラーボール側が投球を行い、試合を進行。

投げたボールがジャックボールから遠い側が次の投球を行うというルールであるため、ジャックボールからの距離が遠い限り、同じ人(チーム)が投げ続けることになります。

赤・青それぞれ6球の投球が終わった時点で得点を計算し、勝敗を決めます。

得点の数え方

ボッチャの得点の数え方の基本は、ジャックボールに1番近い球があった方のチームに得点が入るということです。

そのため、投球したすべてのカラーボールが得点に結びつくとは限りません。

得点にカウントされるのは、ジャックボールに最も近い相手のカラーボールより、さらにジャックボールに近い自分のボールです。

得点は、ボール1個につき1点となっています。

もし2個以上の異なるカラーボールがジャックボールから等距離に位置した場合は、各ボールに1点ずつ得点が与えられます。

簡単なようで奥深いのがボッチャの魅力

ボッチャの基本ルールは簡単です。

競技に使うのも、13個のカラーボールといたってシンプル。

投球も、野球のようにストライクやアウトといったボールカウントはなく、赤と青のボールを的に向かいそれぞれ投げて得点を競います。

これだけ聞くと、簡単なカーリングのようだと思う人も多いでしょう。

しかし、シンプルだからこそ戦略がものを言う奥深さを持っているのがボッチャ。

的となるジャックボールをどこに投球するか、ボール1つの位置でも試合は大きく変わります。

自分のボールでジャックボールを弾き動かすことで、一瞬で試合展開を変えることもできます。

ボッチャは、野球の逆転サヨナラホームランのように、その1球が試合の勝敗を決める可能性を大いに秘めている魅力あるスポーツなのです。

また、基本が簡単だからこそ、アレンジも効きやすいスポーツです。

ボッチャを高齢者が楽しむ場合は、正式では長方形に定められているコートを作らなくても楽しめます。

ジャックボールの位置を決め、そこから離れた定位置から投球して自分のボールを最も近づけたら勝ち、とすると取り組みやすくなります。

ボッチャの楽しさを一緒に体験してみませんか?

ボッチャの楽しさを一緒に体験してみませんか?

ボッチャの魅力を感じていただけたでしょうか?

ボッチャは、基本ルールが簡単で、子供から高齢者まで、また障がいがあっても参加しやすいスポーツです。

実際にグランメゾン迎賓館 京都嵐山ボッチャ体験会を行ってみたところ、ボッチャ初体験の方にも楽しんでいただき、大盛況に終わることができました。

その様子は、下記のグランメゾン迎賓館スタッフブログよりご覧いただけます。

>> グランメゾン迎賓館スタッフブログ

グランメゾン迎賓館シリーズでは、このようにボッチャ体験会も行っているほか、利用者のみなさんで楽しめるさまざまな行事を開催しております。

毎日を仲間と楽しく生き生きと過ごしたいという方はぜひ、HPで詳細をご覧いただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

監修者情報

運営会社
株式会社ジェイ・エス・ビー
住所
〒600-8415 京都府京都市下京区因幡堂町655番地
お問い合わせ
TEL:075-353-7753 FAX:075-353-7754
会社概要
https://grand-maison.jp/company.html

おすすめ関連記事