2022.04.20
【高齢者向け】健康な体をキープするには?目的別におすすめの筋トレを紹介高齢者の認知症予防におすすめの生活習慣とは?

認知症を予防する方法を知りたいと考える高齢者の方や、自分の親の認知症を予防したいと考える方は、たくさんいらっしゃいます。
高齢者の認知症を予防するには、毎日の生活習慣が非常に大事です。
この記事では、高齢者の認知症を予防するための生活習慣やポイントについて解説します。
高齢者の認知症を予防する7つのポイント
厚生労働省によると現在、65歳以上の高齢者のうち、7人に1人以上が認知症を発症しているとされています。
今後の日本では、高齢者の人口がどんどん増加していくので、高齢化社会に伴ってさらに認知症患者が増えることが予想されます。
高齢者の認知症を予防するためには、今からご紹介する7つのポイントを意識することが大事です。
1. 適度な運動
高齢者の認知症を予防する方法として最初にあげられるのが、適度な運動です。
適度な運動を行うことで血流が良くなり、全身の細胞に酸素が行き渡るので、細胞を活発にさせる効果も期待できます。
それでは、適度とはどれくらいの運動量のことを指すのでしょうか。
具体的な基準として、息が弾んで汗をかく程度の運動を毎週60分行うというものがあります。
運動習慣をつけることも推奨されているので、30分以上の運動を週2日以上行うようにしましょう。
おすすめの運動は、散歩中に最近あった出来事を思い出す、ラジオ体操中に一人でしりとりをする、歩数を数えながら歩き、3の倍数の歩数になったら手を叩くといったもの。
身体と脳を同時に使うことは、認知症の予防に大変効果的です。
下記の記事で、高齢者におすすめの筋トレについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
>>【高齢者向け】健康な体をキープするには?目的別におすすめの筋トレを紹介
2. 十分な睡眠
睡眠不足は、生活習慣病やうつ病の発症リスクを高めるだけでなく、認知症の原因にもなると考えられています。
人は寝ているとき、脳も身体も寝ている状態であるノンレム睡眠(深い眠り)と、脳が働いて身体が寝ている状態であるレム睡眠(浅い眠り)を交互に繰り返しています。
アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」は、ノンレム睡眠時に脳内から排出される老廃物です。
寝不足や眠りが浅いことが原因で、ノンレム睡眠が十分に行われない場合、「アミロイドβ」が排出されずに脳内に蓄積されます。
睡眠時間が少ない方や睡眠の質が悪い方は、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高まるので、十分な睡眠をとることが重要です。
3. 知的行動
知的活動とは、読書や手工芸、コンピューター作業、家事、趣味、住民会への参加などの社会活動のことです。
知的活動によって、多くの脳機能を使う機会が増えるので、認知症を予防するとされています。
特に、手工芸やピアノ、タイピングといった手や指を使う知的活動は、脳に良い刺激を与えます。
最近では「脳トレ」と呼ばれるトレーニングやゲームが、認知症の予防に良いと話題になっていますね。
誰でも気軽にできるパズルやTVゲーム、連想ゲーム、間違い探し、買い物の計算などを日常生活に取り入れてみましょう。
4. 五感への刺激
五感(触覚、嗅覚、視覚、味覚、聴覚)を刺激することも、認知症予防に効果があるとされています。
日常生活で以下のような取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
・パジャマのカラーやデザインを日ごとに変えたり、好きなポスターや絵画を壁に貼ったりして視覚を刺激する
・好きな音楽を聞いたり、子どもの頃に歌った曲を歌ったりして聴覚を刺激する
・普段はあまり使わない調味料を料理に取り入れて味覚を刺激する
・アロマセラピーを試してみたり、子どもの頃によく嗅いだ匂いを嗅いだりして嗅覚を刺激する
・全身マッサージを受けたり、手のひらや足裏のツボを押したりして触覚に働きかける
五感から得た情報によって、忘れていた過去の記憶が蘇るケースもあるので、懐かしいもので五感を刺激してみてはいかがでしょうか。
5. 人との交流
人と交流することも、認知症を予防するために必要な習慣です。
人と関わることで、人との約束をする機会が多くなります。
例えば、人と会う約束をした場合、出発時間や支度にかかる時間から逆算して、起床する時間を考える必要があるので、頭を使いますね。
交通手段を調べて決める、覚えるといった過程では、記憶力も使われます。
また、人との会話は、相手の様子を見ながら言葉を選ぶといった過程で脳を使うので、積極的に人と交流する機会を作るのがおすすめです。
6. 生活習慣病の予防
生活習慣病によって、認知症のリスクが高まることをご存知でしょうか。
高血圧や脂質異常症などの生活習慣病は、動脈硬化を引き起こし、脳卒中などを原因とする血管性認知症につながる可能性があります。
また、糖尿病によって高血糖状態が続くと、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」が蓄積しやすくなるとされています。
食生活や睡眠の改善、適度な運動、禁煙を心がけて、生活習慣病を予防しましょう。
7. 栄養バランスのとれた食事
栄養バランスのとれた食事をすることは、生活習慣病だけでなく、認知症の予防も期待できます。
栄養バランスのとれた食事とは、ごはんなどの穀物を「主食」として、肉、魚、卵、大豆などのたんぱく質が豊富な「主菜」と、野菜、きのこ、海藻といった「副菜」がバランス良くとれる食事のことです。
また、認知症の原因にもなる生活習慣病を防ぐためにも、食事の際は塩分と糖質を控えるように心がけましょう。
また、肉や魚を十分に食べないと低たんぱくになり、栄養がバランス良く取れないこともあるので、気をつけてください。
栄養バランスがとれた食事については、下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
>>健康に良い食事とは?栄養バランスがとれた食事をとるためのポイント
グランメゾン迎賓館シリーズで認知症を予防する生活を!
高齢者の認知症を予防するためには、適度な運動、十分な睡眠、知的行動、五感への刺激、人との交流、生活習慣病の予防、栄養バランスのとれた食事の7つが重要です。
毎日の習慣を見直して、認知症を予防し、健康に過ごせるようにしましょう。
ジェイ・エス・ビーグループの高齢者向け住宅「グランメゾン迎賓館シリーズ」では、餅つき大会やカラオケ大会、介護予防運動、折り紙教室など多彩なイベント行事が開催されており、ご入居様同士のコミュニケーションを楽しめる機会が多いのが特徴です。
>>グランメゾン迎賓館シリーズのイベントスケジュールを知りたい方はこちら
ご入居者様以外にも、地域のご高齢者様とも積極的に交流し、地域全体でコミュニティを形成することを目指しています。
また、専属シェフが作る食事は、栄養バランスはもちろん、食べる喜びを感じていただくことを第一に考えられています。
グランメゾン迎賓館シリーズで暮らすことで、規則正しい生活習慣が身につき、適度な運動と栄養バランスの良い食事、人との交流、頭を使うレクリエーションなどを体験することができます。
認知症を予防する習慣が自然と身に付くグランメゾン迎賓館シリーズで、充実した毎日を過ごしませんか?
気になった方はぜひ詳細をHPからご覧いただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
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