2022.08.30
高齢者の認知症予防におすすめの生活習慣とは?高齢者が賃貸住宅を借りるのは難しい?その理由や入居しやすくなる方法をご紹介

老後に新しい生活を始めようと考える高齢者の中には、「賃貸で1人暮らしをしようかな」と検討する方がいらっしゃいます。しかし一般的に、高齢者が賃貸住宅を借りるのは難しいと言われているため、対策をせず不動産会社に行っても無駄足になってしまうかもしれません。
今回は、高齢者が賃貸住宅を借りづらいと言われている理由について、高齢者による1人暮らしの懸念点を踏まえて解説します。併せて高齢者が賃貸住宅に入居しやすくなる方法や、安心して1人暮らしをする方法もお話ししていきます。
「老後は賃貸を借りたいけど、どうすれば入居できるの?」
「そもそも安心して1人暮らしできる?」
そんなふうに疑問に思っている高齢者の方や、そのご家族の方はぜひご覧ください。
目次
高齢者が賃貸を借りるのが難しい理由
「高齢者が賃貸住宅を借りるのは難しい」と言われている理由は、審査に通りにくいからです。
下図は家賃債務保証会社の審査状況について、年代別にまとめています。図を見ると、全年代のうち60代と70代は、明らかに審査落ちが多いと分かります。
特に70代にもなると、「審査に通りやすい」が約23%なのに対して、「審査落ちが散見」「審査落ちが多い」が合わせて約36%。「通りやすい」を上回っています。
「高齢者は賃貸物件を借りられない?不動産会社が教える理由と解決方法」より引用
高齢者が賃貸で1人暮らしをする時の懸念点
賃貸住宅での1人暮らしにおいて、高齢者ならではの様々な懸念点があることも、高齢者が賃貸住宅を借りにくい理由だと考えられます。万が一の事態を想定した賃貸住宅のオーナーが、部屋を貸すことに消極的になってしまうのかもしれません。
では、高齢者が賃貸住宅で1人暮らしをするのに、どのような懸念点があるのでしょうか?以下で解説していきます。
事故や病気に対する不安
高齢者は、普段の生活における些細な事故が、重大な怪我に繋がりやすいです。
例えば、一般的な賃貸住宅なら当たり前のようにあるちょっとした段差。足を上げ下げしにくい高齢者は、低めの段差でもつまずきやすいです。そして、つまずいてしまった時には、骨折のような大怪我をする恐れがあります。
糖尿病や高血圧などの疾患があれば、突然倒れてしまうことも考えられます。1人暮らしをしていると、危険な事態に陥ってもなかなか気づいてもらえません。発見が遅れて、孤独死に至ってしまう可能性も。
内閣府によると、東京23区内において、65歳以上で1人暮らしをしている方のうち、自宅で亡くなる方は年々増えているようです。(下図参照)
怪我や病気をしやすく、また重大な事態になりやすいことが、入居のしにくさにも繋がっているのでしょう。
「第1章 高齢化の状況(第2節 4)」より引用
金銭面に対する不安
企業に勤めている方なら、早いと60歳で定年を迎えます。そして定年退職後は、年金で生活をする高齢者も多いです。
収入が年金のみの場合、賃貸住宅のオーナーは家賃の支払いが滞ることを心配します。このことから入居を断られる可能性があります。
連帯保証人に対する不安
賃貸住宅を借りる時は、支払い能力のある親族を連帯保証人として立てる必要があります。しかし高齢者の場合、親族も高齢であるなどの理由から、連帯保証人をお願いできない状況の方がいます。
連帯保証人を立てられない時は、家賃保証会社を利用する方法が一般的です。ところが高齢者は、収入面や支払い能力の問題から審査に通りにくく、家賃保証会社の利用も難しいと考えられます。
連帯保証人がなく、家賃保証会社の利用もできなければ、基本的に賃貸住宅を借りることはできません。
高齢者が賃貸に入居しやすくなる方法とは
高齢者が賃貸住宅を借りる時は、上で挙げたような様々な懸念点を払拭することが大切です。
「どうすれば高齢者でも賃貸に入居しやすくなるのかな?」
そんなふうに悩んでいる方に向けて、ここからは高齢者が賃貸住宅に入居しやすくなる方法を2つ、ご紹介します。
高齢者の入居をサポートするサービスを利用する
高齢者向けに入居をサポートしているサービスを利用することで、手厚い支援を受けられます。
提供されているサービスの例として、連帯保証人に関するサポートがあります。連帯保証人を立てられなくても、サポート会社が提携している家賃保証会社を利用できるサービスです。
サービスの内容はサポート会社によって変わるので、まずはご自身の希望や状況を相談してみましょう。
サービス付き高齢者向け住宅を利用する
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者が安心して暮らせるよう環境が整えられている高齢者向けの賃貸住宅です。「高齢者向け」から分かる通り、高齢を理由に入居を断られることはありません。むしろ高齢者だからこそ入居できる賃貸住宅です。
サービス付き高齢者向け住宅には、一般的な賃貸住宅と違ってバリアフリー設計になっているという特徴があります。段差をなくす、手すりを備えるなどの工夫がされているので、高齢者でも怪我をしづらく、安全に過ごしやすい環境です。
入居後は安否確認や生活相談サービスも受けられます。安否確認は、スタッフが定期的に部屋を訪問して、入居者の状況をチェックするサービスです。生活相談は、生活を送る上で困っていることを相談できるサービスです。
さらに、介護や看護・医療などの資格を持ったスタッフが配置されているのも安心感があります。急に体調が悪くなった、あるいは怪我をした時も、すぐに対応してもらえます。
賃貸住宅で安心して1人暮らしを続けたい。そんな方にはサービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。
サービス付き高齢者向け住宅で楽しく健康的に暮らそう
本記事では高齢者が賃貸住宅を借りることの難しさとその理由、賃貸住宅に入居しやすくなる方法について紹介しました。
高齢者は怪我や病気をしやすかったり、収入が年金のみであったりと、金銭面や健康面に様々な懸念点があります。1人暮らしを始めても、環境によってはせっかくの新生活に不安を感じてしまうかもしれません。
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者が安心して1人暮らしを満喫するための環境が整っています。普段は1人、部屋で気兼ねなく過ごしながら、急な体調不良の時は介護や看護・医療などの専門スタッフを頼ることができます。「いざという時の心配をせず安心して1人暮らしがしたい」と考える高齢者にピッタリです。
ジェイ・エス・ビーグループのサービス付き高齢者向け住宅「グランメゾン迎賓館シリーズ」なら、24時間常駐のスタッフが安否確認や生活確認のサービスを提供します。加えて日中は、看護師、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士実務者、介護職員初任者のようなケアの専門家が常駐。高齢者の皆様に安心・安全な住居環境をお届けします。
必要に応じて買い物や掃除、外出同行などの充実したサービスが受けられるのもグランメゾン迎賓館シリーズの魅力です。ご気分が優れず体を動かすことが難しい時や、気分転換に散歩をしたい時などにご利用いただけます。
>>グランメゾン迎賓館シリーズの特長について詳しく知りたい方はこちら
健康的な生活を送る上で欠かせない食事は専属シェフが用意。「栄養満点で美味しい」と、多くのご入居者様より好評です。時にはご入居者様以外も利用できるレストランで、ご家族やご友人と一緒に食事を楽しむ方もいらっしゃいます。
>>グランメゾン迎賓館シリーズの食事サービスについて詳しく知りたい方はこちら
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監修者情報
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